浄円寺は1597年(安土・桃山時代)、信蓮社仰譽鐵公上人を開山とする浄土宗を母体とした総本山知恩院の直末寺としての寺院です。
当山浄円寺は、山号を「清涼山」寺号を「浄円寺」と称し、開山より数えて現住職で20世となります。
ご本尊様は阿弥陀如来坐像をお祀りいたしております。このご本尊様は猛火に見舞われたという伝承があり、焼け跡の残るお姿です。
歴史を確認する中で、当山の開山当時は七条に所在していましたが、天明の大火(1780年)以降たびたび発生した大火により焼失したため、現在の場所へ移転したということで、このことは、当山の御本尊佛の阿弥陀如来様のお顔が焼けていることや、当山の復興のために尽力された当時の檀信徒類代の資料からも確認することができ、また、本堂の内装工事を行うにあたり、位牌棚の整理を行いました際に、古い位牌の記載からも確認することができました。
